はじめまして,ウィステリア国際行政書士事務所の代表行政書士・申請取次行政書士の伊藤です。
今回も,お客さまからよくある質問に答えていきたいと思います。
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【Question】結婚前に外国人の婚約者を日本に呼んで同棲や両親への挨拶をしたい
私はブラジル人女性とお付き合いをしており,結婚をしたいと思っています。 今,彼女は母国ブラジルにいますが,結婚前にお互いを理解し合うために同棲期間を作りたいと思っています。 また,彼女と同棲中に,私の両親や親族に挨拶をしたいと考えているのですが,どのような手段をとればよいのでしょうか?
【Answer】親族知人訪問目的での短期滞在VISAを利用しよう
短期滞在VISAをブラジル人彼女さんが取得して来日するのがよいと思われます。
短期滞在VISAとは,短期間(max90日間)の間,日本に滞在することができるVISAです。
観光目的,短期商用目的(日本での会議出席など)など,短期滞在VISAにはいろいろな種類があるのですが,親族知人訪問目的の短期滞在VISAも存在しますので,今回のご相談のケースではこのVISAがベストでしょう。
親族知人訪問目的の短期滞在VISAは15日・30日・60日・90日の滞在期間のいずれかが許可されますので,30日~90日滞在の許可を得ることができれば,同棲・両親のご挨拶の双方の予定も余裕をもって計画できると思います。
国際結婚前に同棲をしておくことをオススメします
今回の質問のケースでは,時期に国際結婚を控えているようですが,国際結婚をする前に,今回の短期滞在VISAを利用した同棲期間を設けることは,私個人として大賛成です。
国際結婚の離婚率は,日本人同士の離婚率よりの非常に高く,やはり文化や風習の違いというのは,婚姻関係の継続において障害になることが多いようです。
そのため,婚姻を成立させる前に,同棲期間を設けて,お互いの価値観や文化の違いを理解し合う時間をつくっておくのは,将来に向けて必要な時間と思います。
国際結婚をしたご夫婦を何組も見てきておりますが,やはり価値観・文化・風習の違いは夫婦ケンカの原因になるようです。
また,日本は島国であることもあって,陸続きの国よりも異文化に対する抵抗が強く,ご両親から外国人との結婚に反対をされることも多いです。
日本に来ることとなる配偶者の方も,結婚相手の親族の方から異国の地で応援・支援してもらえるのなら,とても心強いと思います。
真実の愛を,お互いの生涯が終わるまで貫くため,日本人同士の結婚よりも入念な準備を行ってから結婚できるように,短期滞在VISAを有効活動してきましょう!
出入国在留管理局申請取次届出済み・国際行政書士(第21190957号)
国際法務業務を行政書士として行いながら,司法試験合格を目指しています!
国際結婚/在留VISA/永住者/定住者/帰化についてお力になれるときはお気軽にご連絡ください!
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